自由で保護された場所

カウンセリングなどでは静かな部屋が使われる。外界から遮断され、視覚的なノイズもすくない、あまりひろくない部屋。クライエントとカウンセラーはたがいに向き合ってすわるのではなく、ややななめか、隣合わせなどにしてすわる。飲み物などちょっとしたものがあるといい。

 

なるほどとおもう。しずかでおだやかな光のある閉じられた場所だとおちつける。ひろく開放的な場所が好きな人もいるだろうけれど、わたしは外からの刺激がおおい場所はにがてだ。

 

自由で保護された空間、そしてそこですごす時間。

 

こんな部屋で人とはなすのがいい。正面切って向き合うのではなく、となり合わせでゆったりと話をする。無理に話をしなくてもいい。同じ場所にいることで、つたわるものがある。心がひろがっていく。