2016-01-01から1年間の記事一覧

老子

哲学、思想といわれるもののなかで中国の古代思想である老子が好きだ。これはプラグマティズムと相性がいいとおもう。古代中国と、現代のアメリカの思想で、時間的にも空間的にもずいぶんへだたったところで誕生したものだけれど、ちかいとおもう。 老子は自…

二人のピアニスト

二人のピアニスト 西村由紀江さんと中村由利子さんのピアノを聴いた。日頃からこのお二人の音楽は良く聴いている。心の奥底のやわらかな部分にそっとはいりこんでくる。 西村さんの本を読んだことがある。すてきな本だった。ちいさかったころ、人前で話せな…

暮らし方

子どもの頃、團伊玖磨さんのエッセーをよく読んでいた。そこにこんな話があった。團さんは葉山ですごしていたけれど、大きな曲は八丈島にある別荘にこもって書いていた。春、八丈島にわたり曲をかきはじめた。季節は過ぎ、秋がおとずれるころ、曲ができあが…

しだれ桜

しだれ桜の木をながいこと見てきた。おおきな木で春になると薄いピンク色の花がきれいだった。柳の枝のようにやわらかでおおきくふくらんだ枝に花が咲く。風が吹くと花吹雪が散る。本当にずっとながい年月見てきた。 他にも見ている人がいると、おたがいに綺…

写真

子供の頃、写真が好きだった。撮るのも見るのも好きだった。けれど次第に写真を撮らなくなった。 写真を撮ったとして、いつ見るのだろう、とおもったのだ。 けれどサヘル・ローズさんの写真を見ていておもった。写真を撮ろうか。彼女がとった写真は彼女の心…

寄附

昨年した寄附の税額控除用書類を準備している。自分自身であれこれできないとしても、解決されるといいなとおもう課題がある。そうしたことについてわずかだけれど協力をしたいとおもって寄附をした。 日本では寄附はすくないとおもわれているかもしれないけ…

やわらかな心

サヘル・ローズさんという女優がいる。イランに生まれ、壮絶な人生をおくってきた人だ。戦争で家族をうしない、瓦礫のなかからすくい出された。そして孤児院でそだった。だから正確な誕生日はわからない。やがて一人の女性に引き取られたけれど、そのことを…

わすれること

おおくのことをわすれている。いや、そもそも、おぼえていなかったのかもしれない。特に20代後半以降のことを、あまりおぼえていない。さまざまな仕事や、会った人のこと。もともと人の名前をおぼえるのは苦手だった。ときどき会っているならば人のことを…

フィッシュ アンド チップス

魚を買いにいった。ムニエルやフライ用の白身の魚が欲しいとおもっていたのだけれど、ちょうど適当なものがなかった。刺身用の魚がおおかった。 中華料理やフランス料理とはいわないけれど、火を使った魚料理を食べたいとおもった。 たとえばフィッシュ アン…

デザインスタイル

子供の頃、家にあった西洋美術全集をときどきながめた。中世の西洋絵画は宗教画としてかかれたものがおおく、題材や色調がくらかった。そしてなにより、装飾過剰に見えた。もっとあとの時代だと、セザンヌの女性はふとっていたし、ユトリロの女性の首はなが…

かもめ食堂

好きな映画。ハリウッド映画のような派手な映像や、起承転結のはっきりした物語があるわけではなく、たんたんとした日常がえがかれる。心のなかにふかくはいりこんでくる。 舞台はフィンランドの首都ヘルシンキ。ここで食堂をはじめたばかりの日本女性とそこ…

3ヶ月

このCDを聴くと英語ができるようになる、あるいはこの機械をつかえば腹筋の力がつき、やせることができる、といった宣伝がある。すばらしい、とおもう。わずか5分でいい、というのはおかしい、という人もいるけれど、やれば効果はあるとおもう。 けれど大変…