ラジオ

中学に入った時に祖母がラジオをプレゼントしてくれた。祖父母はラジオは聞くものの、テレビは見なかったから、わたしにもプレゼントしてくれたのだろう。手のひらに乗るちいさな機器で机の上においていた。わたしは中学との相性がわるかったので、授業が終わるとすぐに家にかえって、ラジオを聴いていた。欧米のポップミュージックを聴く様になったのはこのころだった。

その後、NHK外国語講座をつかえば外国語をまなぶことができることに気がついて、利用したときもある。英会話やフランス語、ロシア語を学ぶのにつかった。

ラジオはいつでもどこでもきくことができて、一度電池をいれれば半年から一年はもつ。インターネットでラジオを聞く事もできるけれど、電池のことをかんがえると、ラジオの方が安心できる。ちいさなラジオは愛用品だ。わたしは新聞、雑誌、テレビをあまり見ないから、世の中とつながるささやかな窓となっている。